藍四十八色

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「かめのぞき」

これは、藍色の中でもっとも淡い色の呼び名。

白いかめに張られた水を覗き見たときの色で、
とても淡い水色のことをさします。

藍色は「藍四十八色」と表現されるほど、
さまざまな濃淡の異なる表情を生みます。

その微妙な色合いひとつひとつに名前が付けられるほど、
昔から人を魅了し、愛されてきたのだと思います。

それと同時に、自然の生み出す細やかな変化を大切する
日本人ならではの美意識を感じます。

淡く優しいものから、濃く凛としたものまで
そのどれもが美しく、愛おしいです。

実際は48色では収まらないほど
無限大の魅力を持つ藍ですが、

藍がめから上げた瞬間は、青緑色をしています。

そこから、空気に触れることで
藍の色へと移ろいでいくのです。

その瞬間は、まさに自然のマジック。

毎回、感動でいっぱいになります。

ちなみに、藍がめの中にある藍液は土色。

藍色は、藍の葉でも藍の花の色でもない。

空気に触れて初めて生まれる色。

神秘的だと思いませんか?

このマジックを初めて見た昔の人も、
驚き感動したことと思います。

「たまげた!」と、はしゃぎ踊る姿を
いつも思い描いてしまうのです。

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by okusta-jp | 2011-04-24 23:13 | 藍の話


藍にまつまるあれこれ。藍の魅力をひとつでも、感じていただけたらうれしいです。


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