深藍豊作

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  大岳の中に サーユイサ  長山の内に サーユイサ
  
  鷲が鳥のように ユイサ  カーコーナー バースィ

  東の空に飛んでいけ    太陽に向かって舞っていけ


豊作を願う島の唄。

台風の多い南の島では、
その願いは今も昔も同じ思い。

そんな地のひとつ、沖縄県小浜島には
“インド藍”が生っているそうです。

一般的に、藍染めの色としてイメージされているのは、
タデ藍と呼ばれる「タデ科」のものになります。

インド藍は「マメ科」の植物。
藍色に少し赤みがあるように感じます。

すでに江戸時代には、インドから海を渡り
日本へと輸入されていました。

それまで、タデ藍の色しか知らなかった人々。
すんなりインド藍を受け入れたのでしょうか?

慣れれば人情深いが、負けず嫌いで頑固な下町っ子。

  こんなもんはバッタもんだぁ!

と、叫ぶ紺屋の親父の姿が・・毎度おなじみの妄想です。

インド藍は熱帯地方に分布するもので、
日本での栽培は限られたもの。

そんな貴重なインド藍が生る小浜島。

豊年祭では、誰もが深く染められた
藍色の着物を着るのだそう。

“濃い藍色は豊作に通じる”と
信じられているからだとか。

今もその風習は残っているのでしょうか。

自分の育てた藍から染めた糸で、
家族のために織られる着物たち。

家々ごとに味のある色相がありそうですね。

きっとそのどれもが、夜の闇にも染まることない
強くいて温かな藍色のはず。

空、海、そして藍。
島の豊かな青にこの手で触れてみたい。
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by okusta-jp | 2011-05-21 07:02 | 藍の話


藍にまつまるあれこれ。藍の魅力をひとつでも、感じていただけたらうれしいです。


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