一目惚れ

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最近よく耳にする「醗酵品」

この言葉から、私はつい食べ物を連想してしまいますが、
実は藍も醗酵品なのです。

藍色を生み出すまでの長い行程の中で醗酵は欠かせない作業。
といいますか、藍は常に醗酵している生きもの。

以前のブログでも、藍は生きていると紹介したことがありますが、
その証拠に、息吹が泡となり藍瓶の表面に浮かびます。

これを「藍の華」と呼び、華の形や色から、
その日の藍のご機嫌をうかがうのです。

写真の華は、先日訪れた波照間藍のもの。

瓶のフタが開いた瞬間、口もポカンと開きました。

  「なんとかわいらしい!こんな華、見たことない、、」 

まさに一目惚れ。

島での藍染めは初めて出逢うたくさんの感動だらけ。
その中でも、この華との初対面が一番印象に残っています。

染め上げた色に心躍らしている私の横で、
工房の方が泡盛を手に取り、瓶の淵を丁寧になで始めました。

まるで、“お疲れさま”と杯を交わすように。

  「ありがとうの気持ちを込めてですか?」

  「それもあるかな〜」と、再び泡盛を手に取りもう一杯。

染め師は毎日藍と対話している。
そんな云われを感じた島での時間。

藍草が生い茂る家の庭先には、すだれと自転車と藍瓶。
暮らしの中に藍のある風景。とってもうらやましい限り。

家族と同じように、作り手の愛情をたんまりと注がれた藍たち。

そりゃ〜もう、藍の葉もピースしちゃうわけです。ブイブイ。
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by okusta-jp | 2011-08-01 00:15 | 藍の話


藍にまつまるあれこれ。藍の魅力をひとつでも、感じていただけたらうれしいです。


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