藍染川

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  菓子のうちでもっとも羊羹が好きだ 別段食いたくはないが 
  あの肌合が滑らかに 半透明に光線を受ける具合は 
  どう見ても一個の芸術品だ

夏目漱石著『草枕』にある一説。

漱石の作品には多くの食べ物が登場します。
描写からそれらを想像するのも楽しみの一つです。

そんなグルメな漱石が暮らしていた東京都文京区。

かつてこの地には、「藍染川」という川が流れていました。

川筋には染物屋があり、主人たちが洗う反物で
川が鮮やかな藍色に染まったことから
こう呼ばれるようになったとか。

藍染川が行き着いたのは、上野 不忍池。
夏に蓮の花が満開になるさまは圧巻です。

早朝、蓮のパッカっと開く音が本当に聞こえるんです。

その昔、その音に合わせて、葉の上では藍色に染まった蛙が
ピョコピョコ踊っていたとか、いないとか、、
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今ではその姿を見ることはできませんが、(PCからご覧の方は見えるかもです)
藍染めがご縁の良報です。

当時の面影を残す古民家「藍染ギャラリー」にて
墨の三蛙(san-a)に出逢うことができます。

古典を基盤とした魅力ある書を目指す彼ら。
秋空の下を散策しながら、ぜひお訪ねください。


  三蛙展  
  会期:2011年11月3日(木)ー 9日(水)/ 10:00〜18:00

  「藍染ギャラリー」
  〒110-0008東京都台東区池之端4-14-2

  お問い合わせ:syo@mohri-s.com




  
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by okusta-jp | 2011-10-20 01:38 | 藍の話


藍にまつまるあれこれ。藍の魅力をひとつでも、感じていただけたらうれしいです。


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